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bimotaというモーターサイクルメーカー

以前から、イタリアのモーターサイクルメーカー
「bimota」のトップブリッジや他の削りだしパーツを見るたびに
一般的な市販車の鋳造及び鍛造との違いを感じることが多かった。

それは私達、切削加工に携わる者が見れば
「なるほど、これはすごい!」と思うと同時に
「この部品、及びバイクの生産台数ってどのぐらいなんだろうか?」と感じることもある。

それはいわゆるレーサーや、レーシングカーなども同じつくりで
ひとつの部品が何千個、何万個等という数は不要。
必要なのは数個から数百個程度のもので、
まさに弊社のロット数と合致するものである。
一個の値段が高くなるのは、割る分母の数の違いでもある。

だからこそ、そのモーターサイクルを間近でみると
感動するのだ。

こういう切削に感動できない職人は
己が携わる切削加工業務で人をうならせることは出来ないと断言できる。

イタリアの職人たちが、自分らと同じ目線で部品を作っている、と思うと
ビモータが高くとも、高い理由がわかるから。

写真1>ducatiとbimotaのフロントブレーキキャリパーマウント部分の違い

写真2>サイドスタンドすらも削りだし

写真3>クラッチレバーさえも削りだし

 

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